酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

日本酒と猫、そして時々は横浜情報を織り交ぜつつ。。。

日本酒豆知識

改めて、、、「新酒」の定義って?

こんにちは、ばくです。 最近知った事なんですが、、、 「新酒」って名乗っていいのは、いつからいつまでに造られたお酒か知ってますか? 冬に買うお酒の瓶に書かれているなぁと思って見ていたんですが、 実は「新酒」って名乗っていいのは、もっと後の6月末…

「ひやおろし」で秋を感じて乾杯しよう^^

10月になったというのに、まだまだ暑い日が続いていますね。 昼間の気温が30℃って、フツーに夏じゃん! 昔々、私がまだ子供だった頃は、真夏でも31、32℃くらいじゃなかったかなぁ。 朝晩はそれなりに涼しかったしね。 考えてみたら昔の夏って、今現在くらい…

10月1日は「日本酒の日」

忘れてました〜! 昨日が何の日かってこと。 昨日は10月1日。 10月1日は、、、「日本酒の日」なんです!! どうして10月1日が「日本酒の日」になったのか、今日はそんなお話を書いてみましょう^^ 「酉」はもともと「酒壺」を表す象形文字 十二支の10番目で…

「酒造り唄」が歌えないとお給料が減る!? 昔々のお話。。。

先日読んだ酒造り唄の本、興味をそそられることがいろいろと書かれていました。 それがコチラの本なんですが、、、 20年以上も前に出版された本になります。 私は図書館で借りてきました。 日本酒を造るときに「酒造り唄」を歌っていたという歴史は徐々に忘…

20-30年近く前は純米酒なんてほぼ存在しなかった、らしい。。。

先日、図書館で借りてきた『日本の酒造り唄』という本。 20年以上前に出版された本で、今読むといろいろとツッコミどころがあったり、へぇ〜と思うことがあったりします。 この本のことはコチラにも書きました。 20年以上も前に出版された酒造り唄の本を発見…

日本酒は、最後に水を加えて完成する

なんだか今、日本酒業界界隈がざわついているみたいです。 (たぶん今だけのことで、すぐに静けさを取り戻すような気がしますが、、、) 「え〜、日本酒って水で薄めているの? 加水して水増しして売ろうとするなんて悪!」 という意見があるとか、ないとか…

「生酛系」と「速醸系」、それぞれの特徴をチェック!

今日もご訪問いただき、ありがとうございます。 今夜、私の住む関東地方に台風が直撃しそうです。 だんなは今日も仕事。帰りは普段よりちょっと早めに上がれるようにするか、それができなければ無理に帰らず泊まってきてと言って送り出しました。 このところ…

「生酛」「山廃酛」「速醸系酒母」のこと、、、ちょっとまとめてみた

お酒のラベルと見ると、たまに「生酛仕込み」とか「山廃仕込み」とか書いてありますよね。これは酒母の造り方のことを言っています。酒母の造り方にはいくつか種類があるんですが、これをちょっとまとめてみました。 日本酒を飲み慣れている人にとっては今更…

お米を少し休ませて!「枯らし」は酒造りの大切な工程

『精米機』って、持ってますか? 食事の時に食べるお米は、精米してすぐの方が断然美味しいと言われます。 家庭用の精米機もいろいろ販売されていて、家電量販店で見かけるとつい欲しいなと思ってしまいます。 まぁ、我が家で精米機を買うことはないと思いま…

日本酒のラベルに書かれた「精米歩合」、知っておくと役に立つかも

たまに日本酒を飲む方なら、瓶のラベルに「精米歩合」と書かれているのを目にしたことがあるでしょう。 今更「精米歩合」の説明なんて必要ないという方も多いかと思いますが、これから日本酒も飲んでみようかなという方にとっては、コレ、謎のワードじゃない…

水の硬度がお酒の味を左右する!

昨日は日本酒作りに欠かせない『水』の話を途中までしました。 良かったら、昨日のコチラの記事も読んでみてください。 日本酒造りにとっての『水』とは? - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め) で昨日は、硬水として有名な灘の「宮水」も、結局は「軟水」…

日本酒造りにとっての『水』とは?

日本酒造りにとって、『水』は非常に重要な存在です。 日本酒の原料は「米」「米麹」「水」の3つだけ。これらの原料から造られた日本酒の、その成分の約8割は『水』が占めています。 ですから、どんな水を使って仕込むかによってお酒の味は違ってきます。土…

温度によって無限大の味わいに!日本酒の秘めた可能性

私は昔から、よくラジオを聞きます。 ラジオって、テレビよりもDJやリスナーさんとの距離が近くて好きなんです。以前はラジオ聞きながら、その内容についてツイッターでリスナーさんと話をしたりってこともしてましたね。楽しかったなぁ〜。 先日入院したと…

暑い夏には日本酒をロックで!、、、って、あり?

相変わらず、毎日暑い日が続きますね。 朝晩だけでももう少し涼しくなってくれるとうれしいんですが、、、昔は「熱帯夜」ってそんなに毎晩連続するものじゃなかった気がしますけど、今は「熱帯夜」なんて当たり前になりました。 今年は生まれて初めて、夜中…

酒米の世界の長老「雄町」にまつわる物語②

昨日は最長老の酒米「雄町」の話をしました。 今日もその続きです。 昨日の記事はコチラになります。 酒米の世界の長老「雄町」にまつわる物語① - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め) 昨日は「雄町」が酒米のトップとして輝いていた時代の話でした。 しかし…

酒米の世界の長老「雄町」にまつわる物語①

今までにも酒米の記事をいくつか書かせていただきましたが、今日は150年以上も前から存在する最も古い酒米「雄町」の話をさせてください。 酒米の二大トップと言えば「山田錦」と「五百万石」、そしてその二つを追いかける酒米が「美山錦」になります。それ…

酒米「美山錦」にまつわる物語

久しぶりに酒米のお話です。酒米の世界は奥が深いです。。。 酒米の2大トップ品種と言えば「山田錦」と「五百万石」ですが、それに継ぐ作付け面積第3位の品種が「美山錦」です。「美山錦」は長野県で生まれた酒米で、主な産地は長野県になります。 「山田錦…

日本の夏にはやっぱり「夏酒」を!

曇りや雨の日々が続きスッキリしなかった今年の梅雨も、やっと明けてきましたね。私の住む関東地方も、きっと週明けには梅雨明けになるかと期待しています。 梅雨が明けたら明けたで、今度は連日の猛暑日、熱帯夜となるんでしょうか、、、まぁ、確実にそうな…

酒米「五百万石」にまつわる物語

酒米の世界の二大トップ品種と言えば、「五百万石」と「山田錦」でしょう。酒米の作付け面積の60%以上はこの二つの品種が占めています。 「山田錦」については、以前いろいろと調べてみました。 酒米の王様「山田錦」のルーツ① - 酒猫ブログ(「酒と猫の日…

日本各地に広がる「山田錦」の子孫たち

先日は『山田錦のルーツを探る旅』を勝手にやって終わったつもりでいましたが、大切なことを忘れていました!「山田錦」の子孫の話題です!! 山田錦のルーツについてはコチラで書いています。 酒米の王様「山田錦」のルーツ① - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々…

酒米の王様「山田錦」のルーツ②、、、とゆうか「渡船」のこと

先日、「山田錦」のルーツについていろいろ書きましたが、今日はその続きになります。前回の記事はコチラです。 酒米の王様「山田錦」のルーツ① - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め) 前回の記事では「山田錦の特徴」や「山田穂と短稈渡船から生まれたこと…

酒米の王様「山田錦」のルーツ①

さて『酒米のルーツを探る旅』シリーズです! なんてね^^ 「記憶の彼方に忘れられたルーツを探る」って言葉、ときめきますね〜 そうでもない?! 「酒米のルーツ」なんて誰か専門の人(?)が書いていそうな気もしますが、で、私みたいな素人が書いていい…

稲の品種改良!おしべの花粉はお湯に弱いから、しばらくお湯に浸けるらしい

酒米(酒造好適米)は、より美味しいお酒をつくれるようにと品種改良が重ねられてきました。そして現在、たくさんの品種が存在しています。 ところで「品種改良」ってよく聞きますが、具体的にどうやるか知ってますか?日本酒とは全く関係がない話になってし…

「美山錦」はガンマ線照射によって生まれた!酒米の品種改良について

日本酒造りに適したお米「酒米(酒造好適米)」にはたくさんの品種がありますが、その代表と言えば「山田錦」「五百万石」「美山錦」「雄町」などでしょう。 これらは育てやすくてお酒の仕込みの際にも扱いやすいように、そしてさらにもっと美味しいお酒にな…

酒米の生産地について、勝手に思ったことをいろいろと、、、

昨日は日本全国での酒米生産の話をして、銀座でも酒米を作っているという話題を紹介しました。 それがコチラです。 なんと、銀座でも酒米を作っている! - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め) で、昨日書こうと思いつつ時間がなくて書きそびれてしまった、…

なんと、銀座でも酒米を作っている!

酒造りに適したお米「酒造好適米」、つまり「酒米」にはいろいろな種類があり、日本全国でその土地に適したものが生産されています。 酒米の代表的なものと言えば『山田錦(やまだにしき)』『五百万石(ごひゃくまんごく)』『美山錦(みやまにしき)』『雄…

酒米を炊飯器で炊いて食べたら、どんな味?

先日、酒米が日本酒造りに適したお米であることや、普段の食事の時に食べる飯米に比べて高価であることを書きました。 www.sake-neko.work で、そんな酒米を、普段の食事のご飯のように炊いて食べてみたらどうなんだろうと思ったんです。 「酒米は普通に炊い…

酒米は飯米よりも高い!

日本酒造りに適したお米が「酒造好適米」、つまり「酒米」です。 普段食べている「飯米」は、日本酒造りの世界では「一般米」とも呼ばれます。 日本酒を造るためには「酒米」だけを使うのだとばかり思っていましたが実際はそうではなく、「飯米」の方が多く…

なぜ、日本酒造りには酒米が向いている?

「山田錦」や「五百万石」といったお米の名前は聞いたことがありますよね。これらは日本酒造りに使われる「酒米」と呼ばれるお米で、普段食べるお米とは少し種類が違います。 「酒米」って、普段私たちが食べているお米と何が違うのでしょうか? 普段食べる…

自然に咲く花の「花酵母」を使った日本酒

日本酒を造るために欠かせない酵母。 一口に「酵母」と言ってもその種類は多く、どの酵母を使うかによって出来上がった日本酒の味や香りは違ってきます。 酵母にはいろいろな種類があることはこちらのブログにも書きました。 www.sake-neko.work 協会系酵母…