酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

日本酒と猫、そして時々は横浜情報を織り交ぜつつ。。。

酒米を炊飯器で炊いて食べたら、どんな味?

先日、酒米が日本酒造りに適したお米であることや、普段の食事の時に食べる飯米に比べて高価であることを書きました。

 

www.sake-neko.work

 

 

で、そんな酒米を、普段の食事のご飯のように炊いて食べてみたらどうなんだろうと思ったんです。

 

「酒米は普通に炊いてそのまま食べても美味しくない」という話は聞いたことがありました。酒米は美味しさを感じさせてくれるタンパク質部分は少なく、でんぷん質が集中している心白が大きいため、味がなくてパサパサしているだけらしいのです。

 

美味しくはないんだろうけど、誰か試している人はいないのかなぁとネットを探していると、、、

 

いました!

北海道にお住いの日本酒ソムリエさんが「酒米を食べてみた!」というブログを書かれていたんです!!

 

それがコチラです。

ameblo.jp

 

北海道の酒米の営業の方と知り合い、酒米を実際に食べてみるチャンスがあったそうです。その方によると、酒米の種類によっては、普通にご飯として食べられる味のようです。

 

試されたのは北海道の酒米『彗星45%磨き』『吟風90%磨き』『北雫90%磨き』の三種。そして結果は、、、

 

『北雫90%磨き』は普通の飯米と変わらない感じ。

『吟風90%磨き』は普通の飯米より噛みごたえはあるけれど、飯米に近い味わい。

ただ一つ『彗星45%磨き』だけは、想像通りにパサパサで美味しくなかったとのこと。

 

この結果は意外でしたね〜

種類によっては、飯米と変わらない味だったりするんですね〜

 

 

 

磨きが少なければ、普通のご飯の味に近づく?

これは私が勝手に推測したことなんですが、、、磨きが少なければ、普通のご飯の味に多少は近づくんじゃないかなぁって。。。

 

お米を磨くことで、周囲についているタンパク質や脂肪は削り取られてしまいます。磨きが少ない状態ならタンパク質や脂肪がより多く残っているから、その分、味も感じられるかなって。

 

45%も磨かれていると、タンパク質部分なんてなくなってデンプン質だけになっていそうですよね。そうなるとパサついてしまうのかなぁって。

 

ただね、デンプン質をよぉ〜く噛むことで唾液中のアミラーゼとしっかり混ざれば、デンプン質は分解されて糖になるから、少し甘みも感じられるようになるかも!?

 

でもデンプン質の塊ってことは、インスリンの分泌は多そう。今流行りの(?)炭水化物を減らすダイエット系には、酒米は不向きですね、きっと。やらないって^^;

 

 

ちなみに、普段私たちが食事の時に食べる飯米は、精米歩合が95%くらいです。95%の精米でも「お米の一番栄養ある部分が捨てられている」と言われるのに、酒米の場合にはかなり捨てられているってことかな。。。もったいない><

あ、再利用はされているようですけどね^^//

 

 

数量限定ですが、酒屋さんでお試しで酒米を売っていたこともあるようです(ネットにありました)。現在はもう売り切れになっていますが、『山田錦90%磨き』『雄町90%磨き』でどちらも450gで864円でした。

 

普段食べる飯米が5kgで2000円とすると、、、450gで180円。

ん、酒米、めちゃくちゃ高いじゃん!!

まぁ、そうでしょうね。

(お米は5kgで買うより2kgで買ったほうが割高になるので、そこまで考えに入れると450gで買おうとした場合は180円よりはもっと高くなると思います。)

 

 

日本酒バーとかで、飲んだ後の〆に酒米で作ったおにぎりとかってメニューがあったらいいですね。パサついておにぎりにするのは難しいようなら、リゾットでもいいなぁ。

 

飲んだ後って、必ず炭水化物が欲しくなってしまうので。。。

 

 

 

 

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