酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

日本酒と猫、そして時々は横浜情報を織り交ぜつつ。。。

『出羽桜 出羽燦々誕生記念』出羽桜酒造(山形県)

先日の『出羽桜 桜花吟醸酒』、ラベルのイメージとは違う(あ、失礼!)フルーティーな香りと爽やかな味わいで美味しいお酒でした。あれで出羽桜さんに興味が湧き、他のお酒も試してみることにしました。

 

「桜花吟醸酒」のことについてはコチラに書いています。

『出羽桜 桜花吟醸酒』出羽桜酒造(山形県) - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

 

 

で、買ってみたのが『出羽桜 出羽燦々誕生記念』です。

 

「出羽燦々(でわさんさん)」っていうのは山形県が研究開発して生まれた酒米で、「山形県オリジナル酒米第一号」という記念すべきものになります。

 

そんな「出羽燦々」で醸した『出羽燦々誕生記念』を飲んでみました!

 

 

『出羽燦々誕生記念』by 出羽桜酒造株式会社(山形県)

前回の「桜花吟醸酒」のラベルデザインはあまり好みではありませんでしたが、今回の「出羽燦々誕生記念」のラベルはいいですね。ベージュ色の和紙に、筆で『出羽桜』と書かれています。

 

落ち着いていて、飲んでみたいなという気になるデザインです。

 

 

f:id:baku1209:20190707190006j:plain

 

 

裏はこんな感じです。

 

 

f:id:baku1209:20190707193315j:plain

 

 

続きは、、、

 

 

f:id:baku1209:20190707193441j:plain

 

 

種類:純米吟醸酒

精米歩合:50%

アルコール度:15度

使用米:出羽燦々100%

麹菌:オリーゼ山形

酵母:山形酵母

価格:1430円(720ml)

 

 

メーカーのサイトによると「青リンゴを思わせるジューシーな香り、柔らかな旨味と上品な酸のバランスが絶妙です」とのこと。

 

確かに、青リンゴなのかどうかはわかりませんが果実系の香りで、柔らかな甘味?旨味?が感じられる味わいでした。爽やかで飲みやすいお酒です。

 

美味しかったですね〜。出羽桜さんのお酒、いいです!もっと他のも飲んでみたいですね。

 

サイトをチェックしてみると、スパークリング系や貴醸酒もあるそう。絶対コレ、美味しいヤツじゃん!と思いますね。飲んでみたいけれど、スパークリング系とかはお店で見た記憶がないなぁ。。。

 

「出羽桜!」と強調されているラベルじゃないから、気がつかなかったのかもしれません。また探してみます。

 

 

 

 

 

山形県のお墨付き!「DEWA 33」規格のお酒

この「出羽桜 出羽燦々誕生記念」の瓶の首の辺りには、こんなラベルが貼ってあります。

 

f:id:baku1209:20190707193621j:plain



 

これは山形県から『DEWA 33(でわさんさん)』規格のお酒であると認められた証です。

 

「DEWA 33」規格の基準とは。。。

  • 酒米「出羽燦々」を100%使用していること
  • 純米吟醸酒であること
  • 精米歩合55%以下であること
  • 山形酵母を使用していること
  • 山形オリジナル麹菌「オリーゼ山形」を使用していること

これは山形県酒造組合が行っているもので、厳正な審査会もあるそうです。基準を全てクリアして、審査会でも合格と認められると初めて『出羽 33』の称号をいただけるんだとか。

 

ラベルには「純正山形酒審査会認定証」と書かれています。山形県が誇りと責任を持って出している認定証ですから、これが貼ってあるお酒なら間違いないかもしれませんね。

 

「DEWA 33」の由来

なぜ規格の名称が「DEWA33」なのか?

 

「DEWA=出羽」はもちろん昔の国の名前です。現在の山形県と秋田県の辺りを、昔は出羽国(でわのくに)と呼んでいました。

 

そして「33」は、、、山形県は鳥海山(2237m)を筆頭に多くの名山に恵まれているそうです。標高1400m以上の山は33山あるそうで、酒米「出羽燦々」も33山などをヒントに命名されています。

 

出羽の名山である33山、「出羽燦々」「出羽山々」などをかけて「DEWA33」の名称が生まれたそうです。なんと、イメージソング『DEWA33ソング』もあるそうですよ〜

 

酒米「出羽燦々」の誕生秘話

山形県はずっと、山形県独自の酒米を誕生させようと研究開発を行っていました。県のオリジナル酒米を作るというのは、山形県の悲願でもあったようです。

 

「出羽燦々」が生まれる前に山形県でよく使われていた酒米は長野県生まれの「美山錦」。その「美山錦」と「華吹雪」という品種をかけ合わせて誕生したのが「出羽燦々」なのです。

 

誕生までには11年の歳月がかかり、1995年に晴れて初めての山形県オリジナル酒米が誕生しました。

 

「美山錦」は倒伏しやすいのですが、「出羽燦々」はその短所を克服しています。倒れにくく寒さにも強くなっているのですが、病気にはやや弱い品種になります。大粒で心白が大きく心白の発現率も良い、柔らかく溶けやすい酒米です。

 

命名は出羽にある33の名山にちなみ、また出羽の日本酒が燦々と輝くようにといった願いを込めて付けられました。そして現在、見事に山形県を代表する酒米となったのです。

 

 

 

いつも思うのですが、研究開発をしている時点では将来それがどれだけ重要な立ち位置になるかわからないわけですよね。酒米のことだけでなく、医薬品や食品も。当たると思ったものが当たらなかったり、ひょんなことから予想外のものが当たってしまったり、、、

 

いろんなお菓子、高級食パン屋さん、ガリガリ君、明治のTHE Chocolateなどなど、、、って、全部食べ物ばかり。。。

 

実は高級食パンの「乃が美」さんが、最近、近くにできました。予約しないとなかなか買えないようなので、近々予約してみますね〜。ブログにも報告をするつもりなので、待っててください。

 

では、また^^//

 

 

にほんブログ村 酒ブログ 日本酒・地酒へ
にほんブログ村に参加しています。ぜひクリックをお願いします。