酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

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【岩亀稲荷】その昔、遊女たちの信仰を集めたお稲荷さん@横浜・岩亀横丁

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こんにちは、ばくです。

 

 

現在(2019年11月3日〜27日)、明治座で『ふるあめりかに袖はぬらさじ』という音楽劇の公演が行われているのをご存知でしょうか。私は何かのバラエティー番組に主演の大地真央さんが出られていて、それで知っただけです。

 

これは1970年に有吉佐和子さんが書いた「亀遊の死」という短編を、有吉さん自身が戯曲にしたものです。本を手にとってみたことはあるんですが、、、その時はそのまま読まずに返してます。だからちゃんとしたストーリーは知りません><

 

今、あらすじを読んでみたところすごく興味が湧いて、しかも「悲劇」じゃなく「喜劇」となっているので、どんな結末になるのか気になっているところですが、、、

 

 

 

この『ふるあめりかに袖はぬらさじ』の舞台となっている遊郭「岩亀楼」は、横浜に本当にあった遊郭なんですよ。

 

元々は現在の横浜公園の場所にあったのですが、その後火事があって何度か移転しました。横浜公園には、岩亀楼にあったという灯篭が今も残っています。ちなみに、灯篭のそのすぐ前に横浜スタジアムがあります。

 

そして横浜市の西区戸部には、ここの遊郭で働いていた遊女たちが病に倒れたときに静養するための寮がありました。この寮の辺りは「岩亀横丁」と呼ばれ、その中心には遊女たちの信仰を集めた「岩亀稲荷」というお稲荷さんがありました。

 

その「岩亀稲荷」さんに、行ってきましたよ〜。

これを読んで自分も行きたいと思われた方、途中に注意事項が書いてあるので、そこまでちゃんと読んでくださいね。

 

静かな住宅街の「岩亀横丁」、昔の面影もチラホラと

「岩亀横丁」周辺へ行くのは初めてではありません。ずいぶん前に、伊勢山皇大神宮を参拝してそのまま掃部山までお散歩したことがありました。その日は時間があったので、そのまま掃部山のもう少し先まで歩いてみることにしたんです。

 

その先はまだ行ったことのない道で、どんな街があるのかとわくわくしていました(こういうお散歩、たまにやります)。坂道を下ると静かな住宅街があります。角を左に曲がって進むと、民家と民家の隙間にお稲荷さんを見つけたのです。

 

細い参道が奥へと伸びていて、へぇ〜こんなところにお稲荷さんがあるんだなぁと思い参拝することにしました。お稲荷さんて(うまく言えないけど)パワーが強い気がして、参拝するのはいろんな意味で緊張するんだけど、ここはとても良い雰囲気でした。

 

掃除が行き届いていて、参道の砂利道もきれいです。お稲荷さんの前にはお供え物がいろいろ置かれているのですが、雑多な感じではありません。毎日誰かが手入れしているようで、凛とした空気が漂っていました。

 

今でも地元の人達に大事にされているお稲荷さんなんだなぁと感じました。

 

お稲荷さんの前には「岩亀横丁」の由来が書かれていて、それを読んで初めて横浜の遊郭のことや「ふるあめりかに袖はぬらさじ」のことを知りました。本のタイトルは聞いたことがあったのですが、内容は全く知りませんでした。

 

その後も数回、「岩亀横丁」には行っています。現在は静かな街なのですが、大正から昭和にかけては近くに三菱重工の造船所があった関係でとても賑やかだったそうです。

 

映画館・パチンコ屋・銭湯などもあったそうで、今もその頃の面影がチラホラあります。もう閉店してしまったのかなというお店もいくつかあり、それらのお店がやっていた頃は、この辺りはとても活気があったんだろうなという感じでした。

 

 

 

 

 

久しぶりに「岩亀稲荷」までお散歩へ

大地真央さんの「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の公演があると聞いて、久しぶりに「岩亀稲荷」に行ってみることにしました。前からここのことを紹介するつもりだったのですが、せっかくなら公演が行われている今がいいかなと。

 

今日は先に地図を載せます。 

 

<岩亀稲荷>

 

住所:横浜市西区戸部町4丁目

・JR線、横浜地下鉄「桜木町駅」から歩いて約12分 

・京急線「戸部駅」から歩いて約9分

・横浜市営地下鉄「高島町駅」から歩いて約8分

 

 

私は桜木町駅側から行きました。

まずは「神奈川県立青少年センター」を目指して、紅葉坂を上ります。

 

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この坂道、急ですけどすごく雰囲気いいですよ。

このまま進んで「青少年センター」の前の道を右に曲がります。

 

 

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奥に「神奈川県立音楽堂」があります。

その先は掃部山です。

 

 

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掃部山公園の入り口で、階段の方へは行かずに直進してしまってください。

 

この階段を上ると井伊直弼の銅像があるので、ちょっと寄ってみてもいいでしょう。

この辺り、桜に時期はとてもきれいですよ。

この角を左に進むと「横浜能楽堂」があります。

 

 

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直進すると少し下り坂になります。

この先にも公園があって、時間帯によっては子供達の声が聞こえてきます。

でもその公園の方へは行かず、、、

 

 

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坂を下ってしまってください。

少し広い通りに出て、「岩亀横丁」になります。

 

角を左に曲がって少し進むと左手に「岩亀稲荷」があります。

 

 

 

、、、、あるんですが、、、、

 

なんとっ!

「岩亀稲荷」とその入口にあるカフェは、建物の改築工事のためしばらくお休みとのことでした!!

 

今年の9月1日からしばらくお休みに入ったそうです。

そして工事が終了してまたお参りができるようになるのは、来年の1月半ば頃の予定とのこと。。。

 

残念ながら、この日はお参りができませんでした。

 

 

ですので、ふと思い立って「岩亀稲荷」に行こうとされた方、今は行ってもお参りができませんので来年になってからにしてくださいね。

 

できればその頃にまた行ってみようかなぁ。。。

 

 

昔の写真、あるよ^^

せっかくなので、「岩亀稲荷」で昔撮った写真を載せておきましょう。

 

入口はこんな感じです。

 

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入口には木の扉があって、ここは一般の人も入っていいものなのかどうか迷いましたが、行ってみることにしまいた。

 

 

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ほそーい参道です。

心を込めて手入れがされている様子で、木の扉から先は空気が違いました。

凛とした、心が洗われるような雰囲気です。

 

 

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お稲荷さんです。

スペースとしてはとても狭いんですが、参拝の方がよく来ているんだろうなという感じでした。

 

 

現在は工事をしているため、今後どのような形になるのかわかりません。

今までのままの雰囲気でいて欲しいですね。

 

 

この参道の入口には、「カルディ」という喫茶店があります。今はお休み中なんですが、ここも来年の1月半ばに再開するようです。「岩亀稲荷」で参拝した後は、ここでお茶するっていうのもいいと思いますよ。

 

 

 

それから、この近くには美味しいベーグル屋さんがあるんです。

この日、そのベーグル屋にも寄ってブログで紹介するつもりだったんですが、そこもお休みでした!

ここは日・月曜日が定休日で、営業日も売り切れ次第終了で、なかなか開いている時間に行けないでいます。

そのうちまた、紹介しますね。

 

 

 

というわけで、今日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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