空の青さが目にしみる〜^0^//
相変わらず昼間は暑いですね。
でも朝晩はずいぶん秋らしくなり、セミの鳴き声から虫の声に変わってきています。毎朝玄関の前に転がっていたセミたちの数も、一時期よりはかなり減ってきました ^^;
この前、横浜市の関内にある「文次郎」へ行ってきました。おでんと地酒のお店と聞いていた通り、日本酒の種類は豊富でおでんも美味しかったです。(店名に”日本酒”って入っていて店先に有名どころの日本酒ラベルが飾られていても、入ったみたら全然なかったってお店もあった)
「文次郎」の紹介をしようかとも思ったのですが、あまりいい写真もなかったのでそれは今度に。。。落ち着いた良いお店でしたよ^^
また行きたいと思っているので、次回行ったときに紹介します。今回はあまりゆっくりできていないので、次回行ったときにはゆっくり飲んで写真も撮ってきますね。
で、今日はそこで飲んで美味しかった「青煌」の紹介です。
『青煌(せいこう)純米生原酒玄武』by 武の井酒造
私にとって「青煌」は知らないお酒でした。だんなが店員さんに頼んだのを、なんとなく聞いていました。
持ってきてくれたのがコチラ。。。
「つるばら酵母仕込」の文字がちょっとだけ気になります。
飲んでみると、、、あ、美味しい。スッキリと軽くて、スーッと体の中に入ってくる。主張しすぎない感じが好き。とても飲みやすかったです。
これは美山錦で仕込んだお酒。やっぱり美山錦のお酒は、私的に美味しいと思うことが多いです。
美山錦について調べていたとき、「香りは少なく控えめな味わいで、昨今の派手な香りの多い日本酒からすると少し地味」とありました。でもたぶん私は、その地味さが好きなのかも。バン!と来られるより、スーッときてくれるお酒の方が好きですね。
『青煌 純米生原酒 玄武』
使用米:美山錦(長野県産)
精米歩合:65%
酵母:つるばら酵母
アルコール度数:17.5度
日本酒度:+3
酸度:1.7
武の井酒造株式会社
所在地:山梨県北杜市
創業:1865年(慶応年間)
武の井酒造さんのサイトはコチラになります。
このお酒、気になったので軽く検索してみると興味深いことがわかりました。
製造は約100石!小さな酒蔵が手間暇かけて造る酒
このお酒を造っているのは山梨県にある「武の井酒造」さんです。この酒蔵は親族のみで経営する、製造数量は約100石の小さな酒蔵です。
製造数量が100石ってことは、、、1石は一升瓶100本分です。ですから100石で一升瓶10000本分ってことになります。製造数量が一升瓶10000本分の酒蔵ということで、こじんまりとした酒蔵です。こじんまりとしている分、一つ一つを丁寧に造ってくれている感じがしますね。
東京農業大学醸造学科で酒造りを学んだ若者が杜氏をしていて(たぶん息子さんだと思います)、この「青煌」は2007年にこの若い杜氏が生み出したお酒です。
武の井酒造は1865年(慶応元年)創業です。創業者の清水武左衛門の「武」と、八ヶ岳の伏流水が湧く井戸に由来して「武の井」と名付けられました。日本酒と純米本格焼酎を造っている酒蔵で、「青煌」が生まれる前は「武の井」という銘柄が主力でした。
花から分離された花酵母で醸す日本酒
武の井酒造さんでメインに使っている酵母は、花から分離された花酵母です。
花酵母については、コチラの記事に書いたことがあります。
自然に咲く花の「花酵母」を使った日本酒 - 酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)
この花酵母は、東京農業大学の教授が世界で初めて分離に成功させました。今回飲んだのは「つるばら」から分離された「つるばら酵母」で仕込まれた日本酒です。他にも「さくら酵母」や「ひまわり酵母」で造った日本酒が限定品として販売されています。
花酵母は他に「ナデシコ」「ベコニア」アベリア」などいろいろな花から分離され、実用化もされています。「来福酒造」さんや「奥の松酒造」さんなどでも花酵母を使った日本酒は造られています。他の花酵母で作った日本酒も気になりますね。
もちろん仕込み水や原料米にもこだわっています。仕込み水は名水百選にも選べばれている「三分一湧水(さんぶいちゆうすい)」のある八ヶ岳山麓の伏流水を使っています。原料米は全国各地からより良いものを取り寄せて使っています。
生産量が少ないため、なかなか手に入れにくいお酒かもしれません。どこかで見かけたら、ぜひ飲んでみてくださいね。
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