このところ気になっている「酒米」のこと。。。
図書館にも何か良い本が置いてあるかもと寄ってみたところ、スバラシイ本を見つけました!
その名も、、、『酒米ハンドブック改訂版 副島顕子著』です!!
https://www.amazon.co.jp/酒米ハンドブック-改訂版-副島-顕子/dp/4829981539
文一総合出版
2017年7月発行
定価 1400円+税
約11cm×約18cm 厚さは7mmくらいで「ハンドブック」という名前の通りに持ち歩きに便利そうな大きさです。
(本当は本の表紙の写真を載せたいんですが、それは著作権的にダメらしいという話もあるため、止めておきます。なんでダメなのか、あまり納得いってませんが。。。)
この本には酒米(酒造好適米)だけでなく、酒米以外でも酒造りに利用されることのある品種などが紹介されています。その数、なんと155品種!
パラパラとめくるとかなりいろいろな品種が載っていて、充実してる本だなぁ〜という感じです。それぞれの品種の命名の由来、両親となる品種などを記した系譜図もあります。酒米に関するちょっとしたコラムもあってわくわくします。
育成年や育成者も書かれていて、品種によっては育成者が個人名だったりします。そういうのを見ると、勝手にその酒米の歴史を想像して浪漫を感じますね〜。
そして玄米の状態での写真も掲載されています。さらに「千粒重」と言って、玄米1000粒あたりの重さも書かれています。この千粒重が重いと大粒のお米、軽いと小粒のお米ということになるのです。酒米は基本的に大粒ですから、千粒重は重くなります。
ちなみに千粒重は、、、
- 酒米の代表「雄町」や「山田錦」:27〜28g
- 大粒の酒米の代表「玉栄」や「華吹雪」:約30g
- 一般的な飯米:20〜24g
- 飯米の代表「コシヒカリ」や「ササニシキ」:約22g
1000粒で比べると、結構重さが違いますね。
粒が大きいほどタンパク質含有量は少なく、給水速度は速い傾向があるそうです。
お酒を造るためにはタンパク質が少ないほうが向いています。また吸水性が良いほど蒸し米にした時に「外硬内軟」となって、その後の酒造りがしやすくなります。ただし粒が起きければ心白が大きいというわけではありません。
と、別に本の紹介をするつもりはないんですが、、、
この本などを参考に、いくつか酒米に関するエピソードを紹介したいと思います。
酒造りにはいろんな人のいろんな想いがこもっていますが、お酒の原料の酒米にもそれを育てる人々の想いがいっぱいこもっているんですよね。
というわけで、今日はここまで。
次のブログに続きます^^//
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