酒猫ブログ(「酒と猫の日々」改め)

日本酒と猫、そして時々は横浜情報を織り交ぜつつ。。。

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12号酵母発見の蔵!『純米酒 浦霞』by 佐浦 (宮城県)

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我が家の裏にはちょっとした山?丘?があります。

この時期は日の出とともにセミが鳴き始め、「うるさ過ぎっ!!」と思う日も。。。

 

確か、昨日の朝まではそうだったんです。

それが、今朝起きたらずいぶんと静か、、、ベランダへ出ると昨日までに比べてだいぶ涼しく、すっかり秋めいていました。

なんだか寂しく思っていると、1匹のセミが目を覚まし鳴き始めてくれて、「良かった、まだ夏は終わってなかった」とホッとしました。

 

猛暑はもう飽き飽きだけど、夏が終わってしまうのかと思うと名残惜しい、、、(笑)

 

お昼近くなり、今はセミが大合唱中です。でも、昨日までよりは少ない気がする。。。7日間の命ですからねぇ〜

 

 

今、ラジオでは「この夏、やり残した事は?」なんてアンケートをやってますが、私はこの夏、何をしたのかなぁ〜。

「できなかった事を数えるより、できた事にフォーカスしよう」ってことで、、、そっか、このブログを続けていますね^^

 

このブログに関してもいろいろ想うところはありますが、「まだまだ伸びしろがある!!」って前向きに考えていきましょう^0^

 

というわけで、今日は『純米酒 浦霞』のお話です。

 

 

『純米酒 浦霞』by 佐浦 (宮城県)

コレを飲んで、私は確信しました。

「私は浦霞が好き・・・」

 

今までにも浦霞は何度か飲んでいて、その度に「あ、コレ美味しい、好きだな。」って思っていました。ラベルではそれほど惹かれないんだけど、飲んでみると美味しいって感じで、、、

 

そんな『純米酒 浦霞』がコチラです。

 

 

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裏はこうなっています。

 

 

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『純米酒 浦霞』

種類:純米酒

原料米:まなむすめ

精米歩合:65%

日本酒度:+1〜+2

酸度:1.3〜1.4

アルコール度数:15度以上16度未満

価格:1200円(税別)

 

株式会社佐浦

所在地:宮城県塩釜市

創業:1724年(享保9年)

サイト浦霞醸造元 株式会社 佐浦


お味は、、、

まろやかで米の旨みを感じるお酒でした。香りもいいです。

すっきりと飲みやすく、美味しかったです。

 

私は冷やして飲んだんですが、メーカーのおすすめとしては15℃〜55℃と書かれていました。

 

受賞歴もたくさんあるようです。

2019年は『第19回全米日本酒歓評会純米酒部門 金賞』『Kura Master純米酒部門 金賞』となっていました。

 

 

 

 

源実朝の和歌から命名された『浦霞』

 上の写真では分かりにくいのですが、浦霞の瓶のラベルには一首の和歌が書かれています。

 

塩竈の浦の松風霞むなり

八十島(やそしま)かけて春や立つらむ

塩竈の海をやさしく風が吹き渡り、まるで霞がかかっているようだ。湾内に浮かぶ島々にもいっせいに春が訪れたのだろうか。

(株式会社佐浦のサイトより)

 

これは源実朝(1192年〜1219年)が詠んだ和歌で、「浦霞」の酒銘の由来でもあります。塩釜は昔から風光明媚な地として知られていたそうで、塩釜の浦に霞がかかった美しい景色を詠んだ和歌です。

 

源実朝は源頼朝の息子で、鎌倉幕府の第3代征夷大将軍です。歌人としても知られていて、小倉百人一首にも選ばれています(世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも)

 

この「浦霞」という酒銘は、1925年に昭和天皇にお酒を献上することになり、その時に新しく作られたそうです。そしてそれまでは他の酒銘を使っていましたが、全てを「浦霞」に統一させました。

 

「浦霞」の歴史についてはサイトにとても詳しく書かれています。南部杜氏で素晴らしい技術を持った平野佐五郎氏、平野重一氏のこと、歴代の蔵元のことなど、、、面白くて時間を忘れて読んでしまいました。

 

内容が深すぎて、読みながら結構感動してしまい、どこが良かったとかかいつまんでの説明が難しいですが、、、

 

9代当主は女性だったんですね。明治維新後の混乱の時代に、その方が蔵を大きくさせていったそうです。この時代に、そんな風に活躍した女性ってなかなか格好良くて気になってしまいました。「浦霞」もこの時代に誕生しています。

 

他にも一言では語れない興味深い話がいろいろ書いてあるんです。時間があれば、ココを読んでもらえればと、、、

浦霞の歴史 | 浦霞醸造元 株式会社 佐浦

 

「時間があるとき」に読んでくださいね。テキトーにサクッと読める内容ではないです。しっかり時間が取れるときが良いかと、、、何回かに分けて読めばいいだけのことですけどね。

 

浦霞は「きょうかい12号酵母」の蔵です。元々は杜氏の名前から「平野酵母」と呼ばれていたのですが、その酵母を使って造ったお酒がどんどん賞を受賞していき、やがて協会酵母になったのです。

 

現在、この酵母は変異してしまったため使われなくなってしまいましたが、浦霞ではこの酵母の流れを汲む酵母を自家培養して使っているそうです。

 

と、これは全部、上記の浦霞のサイトに書かれています。

ホント、このサイトに書かれた「浦霞の歴史」は内容がすごく充実していて、小説やドラマにして欲しいくらい(2時間の映画では短い!)。NHKの朝ドラとか、、、それだと私は見ないか。。。

 

 

だから良かったらぜひ、読んでみてくださいね。きっと「浦霞」が飲みたくなります。

私は浦霞のまわし者じゃありません。。。

 

 

今日も読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

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